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〈京大ロー2年〉前期授業の反省 ー予備試験とローの両立の観点からー



こんにちは、お久しぶりです。

前回の2020予備試験論文の結果についての投稿以後、投稿が途絶えてしまいました。

そろそろ何か書きたいなーと思いつつ、夏休みが終わってしまいました…。絶望…。。。(笑)

今回は、後期頑張るぞ!という気持ちを込めて、前期授業の反省を書こうと思います!

独自性を出すために、予備試験との両立という観点から書いてみます。

この記事が皆さんの反面教師となれば幸いです(笑)。

なお、内容については担当教授が変わったり教材方針等が変わったりする可能性がありますので、その点はご留意願います。

 

民法総合1

非常に有意義でした。

夏休み中に新司法試験の古い年度に着手したのですが、ダイレクトに役立ちました。事案処理の根底となる考え方・知識が身に付きます。

一方で、かなり難しい部分もある授業でした。

レベルは人それぞれだと思うのですが、それまで論証集と予備過去問、答練中心で勉強してきた私にとってはけっこう難しかったかなーと思います。

 

予備試験受験組の人は、授業をしっかり聞きつつ、ポイント(要件事実、どのような抗弁が考えられるかなど)については論文までに身に着けておくと役に立つかと思います。

 

反省点は、内容が難しかったことからポイントのみを拾いすぎたこと、要件事実が結局あやふやのままだったことですね。

法規定の意味などは、予備試験上いらないでしょ~と思い、かなり捨てていたのですが、ここをきちっと理解したほうが、記憶に残りやすく、結果として近道なこともあったのかなーと思ったりもしました。また、どこまでの知識が必要かについても、かなり自己判断してしまったことも反省点です。これはどの科目でも言えますが、「予備試験ではこんなところまでいらなかった」みたいな変な自負で知識を取捨選択することはよくないかなと思います。私の経験則上。

 

刑事訴訟法総合1

ケースブック刑事訴訟法を使う授業です。

判例や他説の検討も多いですが、あてはめや適法違法の判断に役立つ知識も多かったかなと思います。なので、要る設問と要らない設問を分けつつ、一応要らなさそうな設問も話は聞いとく、という感じがいいのかなーと思います。特に予備試験受験勢はそういうメリハリをうまくつけると、この授業の意義が大きくなるかなーと思います。

 

先生が優しかったこととそこまで苦手意識がなかったことから(笑)、他科目と比べるとやや勉強が手薄になっていたかもしれません。

おそらく、ポイントを拾ってまとめ、しっかりそこを把握することと、自習として事例問題等をやる必要があったかなと思います。

 

伝統中国の法と裁判

清代あたりの中国の法制度を、詳しく学べます。法制度の違いの話って興味がない人でもそれなりに面白く聞けると思うので、おすすめです。

分量もそんなに多くなかったです。

ただ、成績評価はそんなに甘くない、というか、全体の出来が良いので結果として高評価を取りにくいのかなーと思います。あくまで私の主観ですが。

 

商法総合1

会社法事例演習教材をひたすらやります。

演習書はほとんどしない派ですが、この本はすごくおすすめです。

 

復習が追い付いていなかったことが反省点ですね。

授業も分かりやすかったです。ソクラテスの時、先生が言い回しやあやふやな点を深堀して聞いてくださるので、間違えやすい点や注意すべき点がすごくわかります。予備試験の受験の有無にかかわらず答案の質をダイレクトに上げられる授業だと思います。なのでもっと頑張って一元化とかをしていればすごく力がついただろうなと思います。もっともあまり手が回らなかったというのが正直なところです。復習を早く効率的にするのが得意でないなーと思うので後期は効率的に予復習をしていきたいです。

 

公法総合1

この授業もよかったです。スライドが分かりやすかったです。

一部今まで勉強してきたのと違う視点での切り口があり「?」となることもありましたが、結果として意味があったと思います。

 

特に予備試験勢や勉強が進んでいる人たちは、なんだこれと思う部分も、食わず嫌いをせず粘って頑張ることをおすすめします。

理解できればむしろ予備試験に直結する授業だったと思います。

反省点は、最初上述のなんだこれと思ったことを分からないまま放っておいたため、あとからまとまった時間をとって理解しなければいけなかったことです。

公法系は比較的得意だったので、比較的短時間で乗り切れました。もっと効率化できただろうなと思うところはあるけど…。

 

刑法総合1

ケースブック刑法と配布された事例問題を使います。

反省点は、ケースブックをないがしろにしていたことですね。

確かに分かりやすい教材ではないですが、授業のソクラテスの内容をきちっと聞いて整理すれば、それこそ予備試験にもダイレクトに効果ありの授業だったと思うのですが、予習等手薄になりがちでした。結局試験前の勉強も手薄でした。

予備試験を受ける人は、せめて授業時間だけでも集中して聞いて、軽くポイントをまとめておくと良いかなーと思います。

 

民事訴訟実務の基礎

裁判官の先生が講義をしてくださります。

4月末から6月上旬にわたって提出課題が出されました。かなりむずかしいです。でもきちんとやると実力が付きます。また、民事裁判の流れなども理解することができました。

とはいえ、民実をきちんと理解できている人からすれば、概ねすらすら理解できるのではないかと思います。逆に言えば、(私のように)なぜその要件事実になるのかきちんと理解できていない人は課題で苦労すると思います。できなかった人は、予備試験組の人も、初心に帰って新問題研究要件事実などを読んで丁寧に勉強してみることをお勧めします。私はその方法でうまくいったと思ってます。

 

おそらく私が前期で唯一力を入れて頑張った科目です。

実は私、要件事実弱者で(笑)正直きつかったです。民実は予備試験受験組にアドバンテージがあると思っていたのにそのアドは私には全くなく、ちょっと傷ついたりしてました(笑)。でもその悔しさ(?)からか、きちっと勉強できたと思います。

とりあえずこの授業で要件事実弱者からは脱したと思っています。

 

反省点は、先輩ノートや授業スライド、および辰巳の実務基礎ハンドブックばかり見ていたのでこの授業のまとめを作らなかったことです。理解で手一杯で…

夏休み中に作るべきだった…。。。

 

総括と後期の抱負

入ってみて思ったのは、ロースクールの授業はすごく得るものが多いということです。勉強の進捗は人それぞれかと思いますが、京大ローの入学試験も当然難しいので、それを突破できた人でも難しいと感じるし、それだけ質が高い授業だということだと思います。

なので、予備試験受験組も、ローの勉強は省エネしつつも、最大限効率化して多くを得ようとすることを心がけると良いと思います。

難しいですけどねー。

私は全然できなかったなぁと、書いていて思いました。

具体的には、予習を減らす、重要なところと流すところを明確にしつつ流すところも一応頭の片隅に置いておく、という感じですかね。

今後どうなるかは分かりませんが、とりあえず後期も効率を意識して頑張ろうと思います。

 

最後に抱負を!

①復習はできればその日中、少なくともその週の間に終える!

②全科目、授業の要点まとめを作る!

③司法試験の過去問を並行して進める!

④事例問題を解く量を増やす!

 

 

以上、予備試験とローの勉強の両立に疲弊して夏休みあまり勉強できず、今更になって焦りまくっているブログ管理人からでした。

 

 

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