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【業界最高値】”マネオプ”は結局必要?〈論文独学〉の予備試験合格者が分析する【アガルート】

PexelsTomas Anunziataによる写真

 

 

先日、Twitter「アガルートから400万の講座が出た」との情報が出回り、多くの方がこの件についてツイートしていました。

 

その超高額な講座とはいかなるものかとアガルートのHPを見に行ってしまいました。

 

今回は、この講座とはいかなるものか、400万の価値はあるのかを検証しようと思います。そして、「お金をかけずに司法試験を目指す人向け」のブログを書いている私なりに、司法試験の「資本試験」的側面について意見を述べようと思います。

 

※最新情報

マネージメントオプションは定員超過のため今年度の募集を終了したそうです。

「マネオプは定員超えちゃったからコーチングオプションか通常のコースを考えているがマネオプと比べて効率にどの程度違いがあるのか」気になっている方にも読んで頂ければと思います。

 

 【2024年・2025年合格目標】司法試験|予備試験最短合格カリキュラム

 

 

予備試験最短合格カリキュラムとは

予備試験最短合格カリキュラムHPはこちら

予備試験最短合格カリキュラムとは、アガルートが講座をセットとして販売しているもので、合格のために必要な講座がいわば「パック」で販売されています。

 法律知識がゼロの方でもご自身にとって最も短い学習期間で予備試験に合格できます。また、視聴期限は2025年9月末までに設定されているので、2025年試験にも対応しています。
司法試験|予備試験最短合格カリキュラム | アガルートアカデミー (agaroot.jp) より引用

 

カリキュラムには

最短合格カリキュラム(税込768400円)

コーチングオプション(税込138460円)

マネジメントオプション(税込395460円)

の三種類があります。3種類ある、というよりは、コーチングオプション・マネジメントオプションは最短合格カリキュラムにオプションをつけたものとなっています。

 

最短合格カリキュラムについているもの

入門講座 総合講義300、論証集の「使い方」

論文対策 論文答案の書き方(オンライン添削付き)、重要問題習得講座(オンライン添削付き)、旧司法試験論文過去問解析講座

過去問対策 予備試験過去問解析講座

答練 予備試験答練(オンライン添削付き)、法律実務基礎科目答練(オンライン添削付き)

短答対策 短答知識完成講座、短答過去問解説講座

予備試験特有の対策 法律実務基礎科目対策講座、一般教養科目対策講座、選択科目対策講座

 

これらの講座すべてを受講できる点では上記3つのどのコースであっても変わりません。

答案についても、どのコースを選んでも100通の答案を採点してもらうことが出来ます。

 

また、視聴期限も一律2025年9月で同じです。

 

加えて、

質問制度

ホームルーム

オンライン添削100通

なども付属しています。

 

コーチングオプションについているもの

担任がいる

隔週30分コーチングを受けられる(オンライン)

追加で40通の採点を受けられる(個別課題)

コーチング・添削の進捗管理

ラウンジ自習室利用

 

という点がオプションとしてついています。

 

マネジメントオプションについているもの

プロ講師による毎週60分の指導(非担任制)

個別課題としての添削150通

学習範囲の解説講義

オンラインチューターの利用

コーチング・添削の進捗管理

ラウンジ自習室利用

 

オンライン添削の進捗管理はついていないようです。

コーチングオプションとマネジメントオプションの大きな違いは以下の2点だと思われます。

・指導が30分隔週か、60分毎週か

・添削枚数が40回か150回か

 

予備試験最短合格カリキュラムHPはこちら

マネジメントオプションの評価

結論から言うと、マネジメントオプションは不要と考えます。

お得なのは、最短合格カリキュラムとコーチングオプションではないかと思います。

 

マネジメントオプションは不要だと考える理由

まず、最短合格と言っても1年合格を目指すわけではなく、あくまで今から始めて2024年合格を目指すものになります。これは破格に早いというわけではありません。

 

また、添削してもらう量が多すぎると感じました。

よく答案をとにかく書け!という人がいますし、それは正しいのですが、

改善させるための時間も費やさず、やみくもに大量に書くのは効果的でないというのが、大量に答案を書いてきた私の感想です。

まして、ほとんど理解できていない段階では、全科目月1回書く程度でも十分だと思います。(それでも4日に1回は時間を図って答案構成しなければなりませんので、過去問演習段階に入るまではそれでも十分な練習量と言えると思います。)

 

 

それよりもアウトプットできるようになるためのインプットをすべきです。

(ここで誤解がないように言っておくと、アウトプットできるようになるためのインプットとは、単に入門講座を指すのではなく、論文問題で問われる論点の正しい理解のインプットを言います。そのため、例えば重要問題習得講座やぶんせき本などを解いて重めの答案構成をするのは必要だと思います。)

このように、答案を書く量も多すぎると感じました。

 

なお、非担任制である点は、アガルートのプロ講師陣であれば個人の進捗等は把握して頂けると思うので心配はないと思います。

もっとも、毎週進捗チェックしてもらえるというのは、逆に言えば自分のペースで進められないということなので、特にマイペースな人には不向きだと思います。

 

最短合格プログラムのおすすめポイント

このパックで講座の量・インプット量は十二分だと思います。(十分以上です!)

さらに、質問制度などもついてくる。

採点期限は2025年9月までと長い。

 

アガルートの噂・評判等を総合的に考慮すれば、たとえもう少し高かったとしても強くお勧めできるレベルだと思うので、

それを76万円で受けられるというのは、本当に素晴らしいサービスだと思います。

 

コーチングオプションのおすすめポイント

コーチングについても、つけられるならつけた方がよいと思います。

なぜなら

・勉強の方向を間違えにくい

・難易度の高い司法試験において勉強の行き詰まりに遭遇する頻度は高いので、相談相手がいるとその行き詰まりに早く対処しやすい

・相談相手がいることで不必要に落ち込むことを防げる

からです。

 

司法試験の勉強は範囲も広く難易度も高いので、迷走することや落ち込むこともあると思います。

そのため、自信をもって確実にゴールへ進むためにはあると非常に役立つと思います。

 

予備試験最短合格カリキュラムHPはこちら

予備試験最短合格カリキュラムHPはこちら

 

単品で購入すれば76万円以下でも学習開始可能

私は勉強開始時に、アガルートはパックでないと始められないと勘違いしていたのですが、これは大きな間違いです!

パックでなくてもアガルートで司法試験の学習を開始できます!!

 

私が必須だと思う講義(以下「必須講義」)は以下の通りです。

【インプット】

総合講義300 323400円(総合講義100であれば156,200円)

【論文対策】

重要問題習得講座 118800円(個人的にはここでの添削オプションはいらないと思います)

【実務基礎科目・選択科目対策】

法律実務基礎科目対策講座 39800円

選択科目対策講座 118,800円(これも総合講義があれば一応足ります。もっとも過去問対策もあったほうが良いのでセット価格で書きました。)

(予備試験論文過去問解析講座143,000円)

(短答知識完成講座 54,000円)

※()でくくった講義はあればよいですが金銭的に厳しいのであればカットしてよいと思いました。

()したものを除いた必須講義の金額を合計すると、60万円でした。

 

こうやって挙げてみるとそれなりにかかってしまうので、すべてアガルートで受講したいのであれば最短合格カリキュラムを最初に取ってしまうのが近道かなと思います。

 

もっとも15万円の金額差は大きいので、すべて単品にするというのも手です。

 

※なお、他塾や独学を組み合わせることでもっと低価格で学習する独自プランを別記事にて記載予定です。完成次第リンクを貼ります。※

 

結論 最短合格カリキュラムは受けるべきか

最短合格カリキュラム・コーチングオプションは他社と比較しても非常に質が高くおすすめ

一方でマネジメントオプションはややオーバーワーク感が否めない

最短合格カリキュラム(マネオプ・コーチング抜き)でも学習内容としては十二分・その他サポートも一定程度充実している

と思います。

▽以下のリンクから申し込めます▽

予備試験最短合格カリキュラムHPはこちら

 

 

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以下は私が私見をペラペラと熱弁しただけですのでご興味がなければ閉じてください(笑)。

司法試験は資本試験なのか

PexelsのJulia Volkによる写真

私自身は、独学や一部分のみ予備校を使用している人など、「お金をかけずに司法試験を目指している人」をサポートできればと思い、このブログを運営しています。

もっとはっきりした言葉を使えば、「『司法試験は資本試験』なんていう言葉がなくなればいいのに」という想いを込めて、このブログを書いています。

 

 

一方でお金をかけることも否定していません。

司法試験受験業界で法外に高い額を請求するようなぼったくり講座は今のところ見たことがありません。いずれの講座も支払うに値する金額であるといえると思います。

そのため、「将来への投資!」と思って高い額の講座を厭わないことは非常に良い考えだと思います。

 

もっとも、未来の若者のためにも、法曹業界のためにも、日本全体のためにも、社会的影響力・社会的地位の高い職業の一つである法曹が「高い額を支払わないとなれない」業界にはなってはいけないと強く思っています。

 

ここで、マネオプやコーチングオプションなど高額な講座が司法試験を資本試験化させている!という意見があると思います。

 

確かに、上述の通り先生により定期的に勉強の進捗を確認できるのとできないのとでは非常に差が大きいと思います。

その点では、この講座のように高額なコーチングのついた講座が出回ることにより資本試験といえる要素が強まることは否めません。

 

もっとも、現在の司法試験受験業界の流れは、全体としては非資本試験化の方向に向かっていると思っています。

 

総合講義については15万円、重要問題習得講座は11万円での受講が可能です。その点では、「間口」は一定程度幅広く開かれているといえると思います。

また、コーチングなどのサービスは司法試験受験に不可欠なものではなく、付随的なものです。

いなくても合格はできますし、コーチ的な人は自分で探すこともできます。

(先輩や先に合格した同級生に定期的に相談に乗ってもらうのでもよいですし、TwitterなどSNSでそのような人を探すということもできます。私もStudy Plusというアプリで分からないことを聞くなどしていました。Study Plusでお世話になった皆様には本当に感謝しています。今後とも仲良くしてくださると嬉しいです。)

 

 

よって、司法試験は今のところ資本試験的側面を弱める方向に向かっていると思います。

 

課金しまくり受験生に引け目を感じる必要はない

だだ長い愚見をひけらかす必要があるのか悩んだ末、一応載せてみることにした理由は、大手予備校でない低価格講座で司法試験の勉強をしている人たちに、引け目を感じたり不安になったりしないで!と伝えたかったからです。

 

私も、大手予備校に通っていない予備試験受験リア友がおらず、自分の勉強がこれでよいのか不安でした。

実体のない「大勢の大手予備校受験生」に対して、引け目、劣等感を感じていたように思います。

また、勉強に行き詰ったときに、自分の勉強法が悪いのか講座量が不十分なのかも分からず、強い不安を感じていました。

 

それでも、京大ローに入り、予備試験に合格することが出来ました。

自分に自信を持って、前向きに頑張ってください。心より応援しています。

 

資本試験という言葉に反骨心と同時に強い不安も感じている、そんな人たちのお役に少しでも立つために、これからも柄に合わず発信を続けていきたいと思います。

 

 

 

ご清読ありがとうございました。

 

 

もし、お金をかけずに司法試験を受けたいが不安だという人がいれば、私で良ければご相談に乗ります。

私自身も、某大手予備校の高額な予備校代を見て、最初は「本当にそんないい仕事なん?司法試験ないわ~」と思っていた人ですので、気兼ねなくご相談ください。

このブログのコメント欄でも構いません。あるいは ★ellecerise5(★→@)というIDでTwitterもやっていますのでDMを送って頂ければ喜んで対応いたします。

 

▽このアカウント▽

 

 

▽以下の記事は直接のテーマはロー入試ですが、論文対策の単品講座についても紹介しているので、参考にしていただければと思います。

lawjasminesuccess.hatenablog.com

 

 

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