【2022予備試験論文式試験まであと約10日】直前にやっておくこと【直前でも点数up】
自分自身が直前にやったこと、及びやっておけばよかったと後悔したことをまとめました。
直前に何をすべきか分からない人、もうここまで来たらどうにもならないと思っている人、不安でパニックな人などに特におすすめです。
先に挙げたものから順に重要です。
出題予想の確認
これは必須です!!
ちなみに、出題予想を自分でするのは避けましょう。「去年出題予想を買ったからだいたい分かる、去年の出題予想から出題された分を引けばいいんでしょ。」と思っていると思いっきり外れるかもしれません。私は昨年このような考えで挑みましたが、私の出題予想は全科目ほぼ外しました。
可能であれば、複数の予備校の予想を見ておくと確実です。
以下のHi Lawyerは司法試験の出題予想ですが、予備試験で直近年に出題されたものと今年司法試験で出題されたものを省けば非常に参考になると思います。
憲法・行政法・実務は連続で同テーマが出る可能性あり、刑法は2年前であれば再度の出題可能性あり・同一の犯罪が連続で出題される可能性もなくはないです。逆に民法は、直近年でなくても過去問に既出の物が再度出題される可能性は低くなります。
月刊Hi Lawyer 2022年春号(2022.4.20発売)
自分がいつも忘れる・苦手意識のある・手薄となっている単元の強化
出題可能性が低い場合を除き、やった方がよいと思います。
苦手でない単元は、仮に予想していない問題であったり、最近きちんと確認できていなかったとしてもなんとかなります。でも、苦手であったり手薄な単元については差が出てしまうおそれがあります。
そして何より後悔します。
しっかり押さえておきましょう。
論証集をもう一周する
試験範囲が広いので、かならずあやふやになっているところがあります。
10日で全科目回すのは大変ですが、苦手なものだけでも良いので必ずチェックしましょう。
全科目もう一度答案を書く
時間配分の再確認をしましょう。とくに時間配分で苦戦している方は、必須です。
模試の復習をする
模試は今年の出題予想になっています。そのため、しっかり復習しておく必要があります。
答練の復習をする
答練も、それなりに出題予想となっているので復習しておきましょう。
採点してもらった場合は指摘された部分も一応目を通しておきましょう。
もっとも、書き方などについては採点者にとってそれぞれな部分もあり、下手に意識しすぎると答案が長くなる、普段の書き方・ペースが乱れるというリスクがあるので、気を付けてください。
目安として、同じことを2度別の採点者の方から指摘された場合は直した方が良いです。また、事実に対する評価は、当然意識した方が良いですが、意識しすぎて答案が長くなり途中答案になるくらいなら、控えめでも良いです。うまく書けないのに時間がない中無理に盛り込むのはリスクがあります。
実務基礎科目の対策をする
それなりに勉強してきた人であれば、ポイントを押さえれば実務基礎はなんとかなります。本当になんとかなるので、諦めないでください。
もし実務基礎の勉強で悩んでおられるのであれば、以下のブログも書いております。
手前味噌で大変恐縮ですが、是非参考にして頂きたく思います。
lawjasminesuccess.hatenablog.com
選択科目の対策をする
選択科目は今年が1年目です。
そのため、傾向が読めない部分もあるため、選択科目を強化しておくと一気に優位に立てる可能性があります。
最後に 実力があればなんとかなる
合格した年の予備試験受験時は、このように自分に言い聞かせていました。
現実はそんなに実力もなかったなと今振り返ると思いますが笑、
それでも合格しました。
特に、初受験の方や昨年度の論文式試験の成績が合格最低点と離れていた人は、どれくらい合格に近づけたのか確信が持てず不安かと思います。
私の体感では、論文は
・当たり前の論点をきちんと書く
・その論証を原則通り・お決まり通りにあてはめていいかの迷いを示す(事例が違うからと規範を定立するのが難しければ、この点が一緒だからあてはめられるんです、でも大丈夫だと思います。問題点に気づけていることを示すことが最重要です。)
・きちんと事実を拾い、ちょろっとでいいので評価を加える
これを時間内でできれば、確実に合格できます。
だから、無理に考えすぎず、無理に書きすぎず、自信を持って。
皆様の健闘を、心よりお祈りしております。
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